
骨付き肉は煮込み時間がかかるけど断然美味しい“豚スペアリブ・カレー”
豚を使った営養メニュー/血津液を補うメニュー
ホロリと溶けるような食感にするには煮込みに時間がかかるけど、食べるとその価値を感じる「豚スペアリブ」。香味野菜・スパイス・トマト・バターと煮込めば芳香なカレーの誕生。
“豚スペアリブ・カレー”のつくり方
肉を焼いて、野菜・スパイスを炒めたら、トマト缶+バターを入れて煮込みます。煮込み時間は90分。一度冷ましてから食べると味が染みて美味しいです。
美味しさ&健康維持の根拠
出汁的な旨味:豚+椎茸の、動物性と植物性のコンボ。
味付の構成:5味のうち3味で「酸味(トマト)・甘味(豚肉/玉ねぎ/レーズン)・塩味(塩)」です。
バターのコクも美味しさのポイントです。
食材の構成は、中国医学で体液の総称「津液」を補う豚に、体に営養を運ぶ「血」を補う食材の人参・レーズン(葡萄)、カシューナッツを加えています。
付け合わせの、ゆで卵・ほうれん草にも、同様の効果があります。
カレー粉に含まれるターメリックは、血の巡りを良くする効果があるといわれています。
立法:滋陰潤燥養血
参考:本造薬膳学院発行 食薬方剤学、国際中医薬膳管理士会発行 暮らしの薬膳手帖
ingredient 食 材

材料:8杯分
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豚スペアリブ
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オリーブ油
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玉ねぎ
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人参
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レーズン
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干椎茸
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カシューナッツ
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S&Bカレー粉
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トマト缶
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水
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バター
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ローリエ
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塩
400g
大さじ2
2個
1本
50g
10g(水で戻す)
50g
大さじ2
1缶
1缶分
60g
1枚
大さじ1
01:材料の仕込み
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干椎茸を戻す。
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カシューナッツを細かく砕く。
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みじん切りにする。レーズンと椎茸以外は粗目でOK!
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玉ねぎ
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人参
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レーズン(細かめ)
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干椎茸(細かめ)
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02:焼く@中火
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鍋を火にかけ、オリーブオイル・豚スペアリブを入れて両面に焼き目をつけたら取り出す。

03:炒める@弱火
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鍋に玉ねぎ・人参・レーズンを入れて茶色くなるまで炒める。3分蒸し焼きにしてから混ぜる、を2~3回やると早く進む。(写真左下)
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鍋にS&Bカレー粉を入れて更に2~3分炒める。(写真右下)
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椎茸を加えて、更に数分炒める。


03:煮込む@弱火
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鍋にトマト缶・トマト缶と同量の水・バター・ローリエ・塩を入れ蓋をして沸騰したら、弱火にして90分煮込む。10分おきに、鍋底からヘラなどでかき混ぜて焦げ付かないようにする。
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時間に余裕があれば一度冷まして、食べる前に加熱。
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味を確認し、塩で整えたら完成。

04:食べる
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ご飯・ナン・パン・マッシュポテトと一緒に食べると美味しい。


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